皆さん、はじめまして!2025年にプルークスに入社しました、小島佑月(コジマユヅキ)です。
突然ですが、皆さんの中で、「スポットライトに照らされたい」と考えたことがある方はいますか?
プリンセス、ヒーロー、アイドル、インフルエンサー…世の中には、スポットライトを浴びて、キラキラと輝く主人公のような存在がいます。 特にこの令和の時代、一般人から一夜でスーパースターにだってなれちゃうこの時代は、誰にだってとっておきのスポットライトを用意してくれています。だからこそ、夢を見る人も多くいるでしょう。
「スポットライトに照らされたい」 例に漏れず、私もそんな夢を見る一人でした。
今回は、「夢に夢見るタイプ」である私が、なぜプルークスに入社することになったのか、その経緯についてお話しできたらと思います。
妄想大好き!夢見がちガールのこれまで
小さい頃の私は、プリキュアをはじめとした数多くの女児アニメに育てられました。そのおかげで、おとぎ話やファンタジーが大好きなメルヘン少女として幼少期を過ごし、いつしか空想の世界で大活躍する自分を妄想する夢見がちガールへと進化し、そしてそのまま大きくなりました。
中学に入る頃にはポップカルチャーにもどっぷりハマってしまい、最終的には夢見がちオタクという、なんともな称号をぶら下げながらも、好きなことを、好きなだけ楽しむ毎日。大好きな友人や大好きなものに囲まれて、「あんな自分もこんな自分も素敵だな〜何になるのかな〜」と、マイペースな私はぼんやりと考えていたのです。
でもひとつ、揺るぎなく願っていることがありました。
それは「スポットライトに当たる側になりたい」ということ。
オーディエンスやリスナーがいる中で、自分の「好き」を昇華して、それを発信できる「何か」に、肯定してもらえる「誰か」に、私はなりたかったのです。
断崖絶壁!波乱の就職活動
大学4年生の春。簡潔にいうと、私はほとんど就職活動を行なっていませんでした。
理由は大きく2つ。
ひとつは、自分が進みたい職業の検討が全くついていなかったこと。そしてもうひとつは、そもそも進路を決めきれていなかったこと。
そのときの私には、淡くも夢見ていたものがありました。それは「声優」です。声を武器に、様々なキャラクターに命を吹き込むお仕事。自分という存在が、物語における主要な「誰か」に変わる。 「何かになること」に憧れる私の、望んだスポットライトがそこにはあると考えていました。
しかし、生き残れるかもわからない世界に足を踏み入れる勇気を持つことはできませんでした。また、夢を語ることに消極的だった私は、目指すどころか相談すらすることなく、親に進路について10回ほど聞かれたあたりで、ようやく声に出すという体たらくぶり。 加えて、当時の正直な気持ちとしては、「社会人になりたくない」という思いもありました。社会の重圧、自身の行動に伴う責任…逃げられるなら逃げてしまいたい…そんなことを考えていたと思います。
そんな宙ぶらりんな状態ではありましたが、親との話し合いを経て、目指すなら何をするべきなのか、本当に目指したいのかを考える機会をもらいました。就活に対する逃げの一手の側面もあったであろうその夢と向き合い、資料を元に考えて、話し合って…結果として諦め、就職活動に専念することにしました。
この頃はお散歩ブーム当来期。のんびり過ぎていく時間と景色に自分を映して、思考を重ねる日々でした。
自分の「なりたい」は、必ずしも叶うわけではない。
それを実感すると同時に今度は、「じゃあ実現できる私の「なりたい」は、どこに行けば見つかるのだろう?」と悩むことに。自分の「やりたいこと」も「できること」も分からないまま、悶々と塞ぎ込む日々でした。
おもむろに手をつけた就活も、「自身のキャリアに有利に働く」という漠然とした理由でIT業界を選出。特段モチベーションもスキルもないまま選考に参加していましたが、そんな状態で採用されるはずもなく、焦りと諦めが募っていきました。
そんなある日、それまで抱え続けていた悩みを、ひょんなことから友人に相談することになりました。そのとき、無意識のうちに周りに相談することを避けていた自分に気付き、自分に対する自信をなくしていたことを自覚したのです。 宙ぶらりんな自分を出すのが怖くて、なにもない自分が嫌。自信が持てないことで、駄目な自分を吐露することに臆病になっていました。
しかし、そう考えている自分に「やりたい」も「できる」も見つけられるわけがない!と思い、友人を通してこれまでを振り返り、自分の「できる」から、改めてもう一度見直してみることにしました。
心機一転!そんな中、突如現れたプルークスとの出会い
友人は、私の「できる」をたくさん教えてくれました。 その中で、私が着目したのは2つ。
①自分とその周りの好き!に対する観察力と理解力
前述の通り私はオタクなのですが、友人と推し活を楽しんでいる中でも、とりわけ自分の好き!を相手に伝えることが大好きでした。そしていつの間にか、相手もそれを好きになっていることがしばしば。よくよく聞いてみると、「小島に布教されるとそのコンテンツにハマってしまう」という説があり!!(布教しているつもりはなかったのですが…)
自分の好き!を分析し、なぜ好きなのか、どこが好きなのかを理解していること。また並行して、他者の好き!を察知し、同じようにその細部を理解できること。それらが合わさって、結果、自分の好き!と他者の好き!を繋げることができるために、他者にとっても魅力的に聞こえるようになっているのでは?と言ってくれました。
②思考や推察を言語化する力
「理解力だけでは魅力を伝えるまでには届かない。ではなぜ伝わるのか。それは貴方のその独特性も合わさった言語力にある!!」こんな感じのニュアンスのことを当時言われました笑
友人にとって刺さるフレーズ回しや別ジャンルのコンテンツを併用したプレゼンテーション(あのキャラの過去が好きだとしたらこのキャラも絶対好きだよ、みたいな)をこれまた無意識にしていたらしく、友人からしてみれば、「そんなんもう好きや〜ん…(沼入)」の感情だったみたいです。
相手や物事に対する理解を自分の言葉で起こせる力。そんな素敵能力がまさか自分に備わっているとは思っておらず、喜びと同時に驚きも特大でした。
実際に大学の授業では、企画出しの際のコンセプト決めなどで私の意見が通る機会もあり、もし意識してこの言語力を使えるようになれば、とんでもない長所にできるのでは!?と前向きに考えられるように。自分の伸びしろも見つけられた気がして、すごく嬉しかったことを覚えています。
こうして、他者に対する観察力と理解力の高さ、そしてそれらを言葉に起こせる言語力という新品の武器を手に入れることができ、気合を入れて腕を回す私の前に、突如、現れた会社がありました。
その会社の名前は…プルークス!
また当時の私は、自分の「できる」以外にも、学業(美術系の大学🖌️)やアルバイト(靴屋さん👟)など、積み重ねてきた自身の経験や興味に関して、改めて振り返っていました。
・誰かの想いを汲み取る仕事 →靴屋さんで接客を行なっていた際、お客様のニーズに合った商品を提供することがやりがいだった。
・YouTubeを中心とした動画広告 →大学の映像授業を通して、「伝える」をデザインとして媒体に落とし込む行為に興味を持つようになった。
この2つが自分の「やりたい」なのかも…と、「できる」を知ることで、見つめ直せた自分の関心。 そして眼前に飛び込んできた「プルークス」という会社。
……これだ!??!!??!?(当時の心境)
そこからはドタバタと、とにかく前のめりに説明会を受け、選考を受け…がむしゃらに走りました。
同時進行で大学の卒業制作もあり、とにかくドタバタ。無事終わって良かった…
桜梅桃李!新しい「なりたい」を目指して
2025年春。私はプルークスの新入社員として、目まぐるしい日常を過ごしています。
「何か」を作り出す自分、誰かの大切な「何か」を外へ届ける自分。
プルークスは両方叶えてくれる場所でした。
スポットライトには当たらない。でも、そのスポットライトを作るような仕事。 それって…とっても、かっこいい!
誰かの想いを形にして、綺麗に着飾って、照らす。
シンデレラを舞踏会に導くフェアリー・ゴッドマザーだって、もう1人の主人公です。今の私の「なりたい」は、そんな素敵な魔法使いなのかもしれません。
小さい頃に憧れていた私では決してない今ですが、「やりたい、できる、なりたい」が全部詰まったこの場所で、これからどんな私ができていくのか、楽しみで仕方がないのです。たくさん悩んで、苦しんだ過去があって、今があります。
だからこそ、これを読んでくださっている皆さんに、お伝えしたいことがひとつ。
自分を見つめてください。そして、たまには見つめてもらってください。
良いところも駄目なところもある、他の誰でもない唯一無二の貴方自身を、時間をかけて見つめてください。冬頃まで行き場のなかった人間も今こうしてここにいることができています!笑 貴方が思う、ゆっくりのペースで大丈夫。
何をやりたいか、何ができるのか、何になりたいのか。
視点を重ねていけば、きっと見つかるはずです!見つかれば、あとは進むだけ!
その上で、もう一度ここに辿り着いてくれた誰かと、次の春にお会いできるのを心から楽しみにしています。それまで、自分の「なりたい」を目指して!がんばるぞ〜!
素敵な魔法使いになりた〜い!