こんにちは、コミュニケーションデザイン部の硲(ハザマ)です。
プルークスでは制作している動画は、表現方法も用途も多種多様。先日ご紹介したPR動画や採用動画、IRに関わる動画や営業活動に関わる動画を制作することもあります。
お客様がどういう用途で活用するかによって、動画の表現方法をプランナーが提案しているのですが、今回は一風変わった表現方法で動画を制作させていただきました。
それは「2.5D動画」(またの名をアイソメトリック動画)。
動画をご依頼いただいた日本航空様に、担当の金田プランナーとお話を伺ってきました。
2.5D(アイソメトリック)動画で日本航空が表現した世界観
金田さん、そもそも2.5D(アイソメトリック)動画って何ですか?
金田:
2.5D動画とは、2Dアニメーションを3Dのように見せる手法を使った動画です。
まずは実際に制作させていただいた動画をご覧ください。
見方によっては2Dにも3Dにも見えてきますが、なんだか立体的ですよね。これが2.5D動画です。
2.5Dはいろんな角度からのイラストパーツによって構築されており、2Dにはない立体感を持たせることができます。立体的な表現を取り入れている上でのメリットは何と言っても世界感の醸成のしやすさ。街全体や世界、宇宙という広い視点でのストーリー展開をしています。実際にそのサービスがある世界ごと創り出すことができるので、視聴者もその世界に入り込み、自分ごと化してもらうことが可能です。
なるほど。今回はどうしてこの表現をご提案したのですか?
金田:
今回の日本航空様のご要望は、利用促進に取り組んでいる「バイオジェット燃料」についてわかりやすく訴求するというものでした。CO2排出量削減のために行われている取り組みではあるのですが、やはり「CO2削減」や「バイオジェット燃料」など言葉だけ聞くと身近に感じることが難しいと感じたのです。
しかし、バイオジェット燃料の製造は将来私たちの生活にも密着に関わる可能性があるため、視聴者が自分ごと化できるような世界観を動画で作ることが重要だと考え、2.5D(アイソメタリック)動画を提案しました。
そうだったのですね。ご担当者様は提案を聞いた際どう感じられましたか。
ご担当者様:
2.5D(アイソメタリック)動画は、とても可愛くてわかりやすい世界観だと感じましたね。今回PRしたかったバイオジェット燃料は特殊な分野であるため、世界観が伝わりやすい2.5D動画に社内も大賛成でした。
動画制作を検討している際、実は複数の企業さまからご提案いただいたのですが、結果的には「分かりやすさ」と「自分ごと化」の2つがポイントとなって、金田さんに依頼することに決めたのです。
スムーズに進行した制作過程。動画の提案にはまず理解が重要!
ご担当者様は動画制作が初めてだったとのことですが、大変だったことはありましたか。
ご担当者様:
動画制作に入る前に構成を絵コンテで出していただいたのですが、絵コンテから実際の動画イメージを膨らませるのがとても難しかったです。動画になるイメージがなかなか湧かず、社内のメンバーでの認識がもし大幅にずれていたらと少し不安になりました。
最終的に出来上がった動画はイメージ通りでしたし、予想以上にスムーズに進んだので良かったのですが、ここには慣れも必要だと感じた点でした。
確かに、絵から動画をイメージするのは難しそうですよね。金田さんは何か制作中に気をつけたポイントなどはあったのでしょうか。
金田:
自分自身が日本航空様の環境への取り組みやバイオジェット燃料について理解を深めないと動画の構成を考えることはできないため、ご提案の前段階で時間をかけて理解するようにしました。実際制作に移った後は、ご担当者様・クリエイター共にレスポンスがとても早かったため有り難かったです。
オンライン・オフライン、幅広く動画を展開中
動画はどのように活用していらっしゃいますか。
ご担当者様:
現状は当社のコーポレートサイトや、SNSで展開しています。
ポップで速いテンポの動画のため、分かりやすくて良いと各部署やお客さまからも反響をいただいています。やはり文章で説明していたものを動画で展開することにより、バイオジェット燃料を今までより身近に感じていただけるようになったと実感しています。
金田:
自分が携わった動画が好評だったと言っていただけて本当に嬉しいです。
日本航空様はもちろんこの仕事に就く前から身近だったため、コーポレートサイトに掲載していただいていることも実はまだ信じられません(笑)
ご担当者様:
今後は、社外講演での上映や機内誌への動画のリンク掲載も検討しています。
いずれは一般の方向けの展示会場でも上映し、より多くの方にこの動画を視聴していただき、当社の取り組みを知っていただきたいですね。
またSDGsの達成に向けた取り組みにも力を入れているので、今後は動画でシリーズ化するなど、皆さまにこの活動をもっと知っていただける施策を講じていきたいです。
日本航空様、インタビューにもご協力いただきありがとうございました!
動画はお客様の持っている課題を解決する手段の一つですが、完成した後にお客様に喜んでいただけるのは本当に嬉しいことです。また、自分が制作した動画があらゆる場所でいろんな方に視聴していただけることも、プランナーのやりがいの一つになっています。
プランナーのお仕事や、こういった動画マーケティングについて興味がある方は、ぜひプルークスHPからお問い合わせくださいね!